運営方針
リハビリに特化するのではなく、リハビリを行いながら生活の場面を想定し必要な動作から必要な
身体機能の動きを導き出した上で必要な体の機能つまり筋肉の収縮や弛緩がスムーズに行えるよう
なお手伝いをすることに力を入れています。そのためトレーニングマシンを使った運動や集団体操
のみに重点を置かず、より細部までこだわったリハビリを専門家の立場から提案し提供します。
(無意味な筋力向上マシンを使っての運動や、出ている痛みに対する対処方法としての通り一遍の
ストレッチやもみほぐしは行いません。痛みに対してはなぜその痛みが出ているのかの原因を究明
し、根治を目指しましょう。)
なぜいまリハビリ重視型のデイサービスが必要なのか
現在、医療保険と同様に介護保険も財政難が叫ばれ負担額も年々増加してきています。医療を終
えた方々の多くは介護保険下でのサービス利用へとつながります。これは切れ目のない連続したケ
アを行って行くものとして、いくつものサービスの提供が行われています。しかしながら、現状で
は在宅生活を行いつつリハビリを行える場所は非常に限られています。
数年間の回復期病院での勤務を通じて、在宅復帰された方々が同等なリハビリを行うことができな
い現状を目の当たりにしました。退院後はリハビリの時間も急激に短縮され思うような成果を上げ
られず徐々に調子を崩してしまう方もいらっしゃいました。そのような中で、理学療法士である自分
にできることは何だろうかと考えました。そして、専門家の立場から在宅生活でのアドバイスができるデ
イサービスがあれば、地域での生活の中で切れ目のないケアとしてのリハビリが位置づけられるの
ではないだろうかと思い、日常生活の中での目標達成のためリハビリ重視型としてのデイサービスの立ち上げに至りました。